創造のその先へ ShibaEmon

AdobeとAffinityを比較!現場・個人で使うデザインソフトはどっちが良い?

Atsuhito TEAM:ShibaEmon,Web DesignAffinity

今回はホームページを制作するにあたって、デザイン編集ソフトはどれが良いか?というお話です。

今、Adobe製品かAffinity製品のどちらを使うのが良いのか、迷われているかと思います。

ですが、今からWebデザインを始める方や、これから起業する方、Adobe税を支払いたくないなどで乗り換え検討中の方にオススメできるソフト。

Affinityシリーズがオススメです。

現役のWebデザイナーが書いた、Affinity Designerを使用したWebデザインの実践テクニック本もありますので、不安に思われている方も安心して使い始めることができます。

Affinity Designerを使ったWebデザインの教本が発売中です!

Affinity Designerを使ってホームページを作るためのノウハウが一冊に詰まっています。

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応用編はこちら!

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紹介するソフトは2つあります。

『Adobe』と『Affinity』という2つのブランドをご紹介いたします。

実際の制作現場は、Adobe製品がほとんど使われています。

私はAdobeとAffinity、どちらも使用経験があります。

現在はAffinityシリーズの編集ソフトを活用しています。

この2つのソフト、どちらが良いかって悩みますよね。
もしくは、Adobeは知っていたけど、Affinityはあまり知らないという方もいらっしゃるかと思います。

これから、Webデザイナーとして活動するのに、どちらが適しているのかなどを比較してお話します。

コスト面で考えるならAffinity

個人事業主として起業したり、経営をしていく上で固定費を削減することは大切になってくると思います。

経費を抑えることで、純粋な所得が増えます。

Affinityにした決め手は**『買い切り』**であることです。

ここがポイントです!

Affinityは購入後の費用がかからない!

初期費用は高いと感じるかもしれません。

使用しているパソコンのOSがMacだけであったり、Windowsだけであれば良いのですが、OSを2つ持っていてどちらでも使いたい場合は注意が必要です。

AffinityはMacとWindowsそれぞれのOS毎に購入が必要

一つのパソコン版ソフトが6,100円します。

iPadにも対応していて、iPad版は2,440円です。

Affinityには3種類のソフトがあります。

Affinity Designer / Affinity Photo / Affinity Publisher

それぞれ個別で購入しなければなりません。

個人的には今までAdobeソフトを使っていた経験から、全て揃えておいたほうが何かと便利です。

合計すると通常価格、18,300円!(MacOSのパソコン版)

でも、実はかなり安いと感じます。

たまに、セールが開催されているので、購入のタイミングも考慮しておくと良いでしょう。

一方Adobeは月額費用がかかり、月々の費用は使うソフトの数によって異なります。

Adobe製品がどんどん高くなる

Adobe製品は全てのソフトを使えるコンプリートプランが**5,680 円/月 (税別)**となっています。

Photoshop - 単体プランでも、2,480 円/月 (税別)

法人だとコンプリートプラン7,980 円/月 (税別)

年間契約だと95,760 円/年 (税別)

Adobeを安く購入する方法はある!

年額で支払った方が安くなる場合もあったり、継続して支払う必要があります。

学生であれば、学生価格で使うことができるため、多くのデザイン専門学校などでは確実にAdobeを導入しています。

ただ、割り引いたとしてもかなり高いですが、それだけソフト自体も優秀です。

しかし、年々値上がりをしていたり、割と強気な価格設定なのです…

現役バリバリで、数多くの取引をこなすような経費で落とせる企業であれば、問題ありませんが、個人で支払うには結構太い金額ですよね。

個人でデザインを始めるならAffinity

長期的に考えてみると圧倒的にAffinityのソフトがコスパに優れています。

最初に値段をご説明した理由は、コストがどれくらいかかるかを知っておいた上で、皆さんが『どのようにソフトを使うか』『何を目指しているのか』によって変わってくるからです。

私はコスト面で、Affinityが良かったので、全て買いました。

『Adobe』『Affinity』の使い勝手について

私が個人的にどんな人にAdobeがオススメかをお伝えいたします。

企業や企業案件を受けるフリーランスのWebデザイナーや制作会社に入ることを目指している方ならAdobeがオススメです。

Adobeはまだまだ現場で主流です。

クラウドワーカーの案件のほとんどは、Photoshopやillustratorを指定しています。

なぜかというと、Photoshop独自のデータ形式PSDファイルやIllustratorのAiファイルなどを扱っているため、内容データが崩れないように同一の形式を要求してきます。

また、印刷会社などで入稿した時などは、Adobeのファイル形式なら取り扱ってくれるサービスがほとんどです。

これから、Web業界で働いてみたい方はAdobe製品を扱えないと採用してもらえない場合もあるので、Adobeを使って慣れておいたほうが良いでしょう。

僕の場合はホームページの学習を始めた当初は、無料のGIMPやFire alpacaと呼ばれるソフトなども使っていましたが、企業で働くためにはやはり、Adobe製品を使っていました。

会社に入ってもAdobe製品でした。

Adobe製品のココが良い!

Adobe製品はコンプリートプランを購入すると、沢山の編集ツールを使うことができます。

結構、お値段張りますが、その分Adobe同士で互換性の高い製品が多いので、便利に感じます。

Adobe製品には有名どころでいうとPhotoShop illustrator コーディングに使うDreamWeaver 動画編集のPremiereproやアプリのモックアップを作成するXDなど様々なアプリがあります。

iPadでもこれらのアプリを連携させて使えるようになったり、Adobeストックと呼ばれる高品質な写真素材を枚数限定ですが無料でダウンロードすることもできます。

では、Affinity製品を僕が使っている理由をお話します。

Affinityは個人のクリエイターにとって神ツール

Affinityを見つけた時は、正直、個人のWebクリエイターにとっては神ツールだなと感じたほどです。

他一つのできないことを除いて…

ただ、一つ残念な点があるので、ここだけ気をつけて欲しいです。

今の所、縦書きが対応していないので、紙媒体やおしゃれで高級感のある日本のサイトをデザインしたい時、使えません。

これだけが唯一欠点だと思っています。

ちなみに、こちらの教本には縦書きの裏技テクニックもご紹介しています。

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公式に縦書き対応させるためにはAffinityを運営しているselif社がアップデートしてくれることを祈るばかりです。

Affinity使いの多くの方が、縦書き非対応なので嘆いていますね。

裏技として、強制的に縦書きを生み出すこともできますが、情報量の多い印刷物やスピード感のある現場ですと、変更に厳しく実用面で難しいかもしれません。

ただ、この縦書き非対応の点だけ除けば、神ツールです。

Affinityには、Affinity Designer / Affinity Photo / Affinity Publisherの3つのアプリがあります。

それぞれ、Adobe製品との比較を行ってみます。

私はWebデザインをAdobe Photoshopで制作しています。
この使用感でAffinityを使った時に、同等かそれ以上の使い勝手だなと感じたのが、Affinity Designerです。

Webデザイナーの作業スピードを加速する要素が沢山あると感じます。
ショートカットのコマンドの類もほとんど同じ設定ができるので、これからAffinity製品に乗り換えたい人も使い勝手が良いでしょう。

Adobe illustratorはAffinity Publisherだと考えています。

これは、個人差あると思うのですが、印刷物データをillustratorで作っていたので、そのままAffinity Publisherに移行することができたのです。

Affinity Publisherは他2つのAffinity DesignerとAffinity Photoを併用して動かすことができます。

Adobe製品で通常の印刷物を制作する際には、illustratorで用紙を設定して、文章を流し込んで、Photoshopで補正した画像を埋め込んでいくという流れになります。

また、少し面倒だなと感じていた点として、画像を修正する際には、わざわざ埋め込みの画像データをフォルダから探して、PhotoShopで開いて編集して、書き出したデータを再び再配置するなど結構手順が必要でした。

これが煩わしさを生んでいた理由だと思います。

しかし、Affinity。
かなり便利すぎて泣けてくるレベルです。

Affinity Publisherで編集したい画像をクリックしてあげると、自動的にAffinity Photoがデータを開いてくれて、保存したら反映されるんですね。

最高すぎです。

ただ、縦書きが今は未対応なので、これが揃ってしまうとAdobe社を脅かす存在になるからでしょうか…
なかなか実装してくれませんね。

そしてAffinity PhotoはRawデータなどの補正や現像をサクサクと行ってくれます。

複雑なデザインやアートなどを取り扱う際はAffinity Photoを使うと重宝すると思います。

ツール類が豊富で、ペイントなども高性能です。

iPadプロを持っている方であれば、Affinity製品をApple Pencilで絵を描いたりできるので、併用すると最強になります。

Adobe製品もipadのアプリがリリースされていますが、ここでも差がつくことがあります。

Affinityは超軽い動作!

制作会社にいた時や独学をしていた時に、Adobe製品を使っていましたが、それはもう不具合が多かったのです。

確かに、痒いところに手が届くような便利さがすごく良いですが、パソコンのスペックが低いとソフトの動作が異常にゆっくりになったり、フリーズしたり、処理落ちするなんてこともありました。

ところが、Affinity。

今はMacBook Proを使っているのですが、非常に動作が軽快で、処理落ちがほとんどありません。

パソコンのスペックで左右される以外に、アプリケーションのシステム自体がよくできている事例があります。

Nikonのカメラを持っていて、Rawデータを現像する時にNikon製のアプリを使ったことがあるのですが、現像処理まで結構時間がかかる印象がありました。

そこで、Affinity Photoを使ったのですが、ストレスなく、快適にRawデータの現像が出来ました。

アプリケーションの能力自体もよく出来ていると感じています。

特にAffinity製品を使っているから贔屓しているとかではなく、素直に優れた製品を使うことで、仕事もはかどるので結構満足しています。

いかかがだったでしょうか?

Webデザイナー、エンジニアといったクリエイティブディレクターの知見を活かして、様々な情報を発信しています。

ぜひ、検討材料の一つとして参考にしてみてください。

Affinity Designerを使ってデザインするなら一緒に持っておきたい一冊

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