Macの空き容量が30GBも増加!?システム容量を削減するコマンド一覧!
はじめに
削除する際には、くれぐれも細心の注意を払ってください。当方では責任を負えませんので、自己責任でお願い申し上げます。
と言いつつも何かはしないと解決しないので、基本的にシステムの事が分からなくても、削除しても支障が無いコマンドを実行していきます。
心配な方はTime machineなどでしっかりバックアップしておきましょう!
空き容量が無くなってきたことに気が付いた要因
最近では、動画ファイルや重たいデータをクラウド管理に移行して、本体に大きなデータを残さないようにしていました。
しかし、Macの空き容量がありません!と何度も通知が来るようになりました。
こう何度も何度も来ては、気が散って仕事になりませんよね。
空き容量を増やすべく、重たいデータは削除しているのに何故通知が頻繁に来るのか?
原因
システム容量が100GBになっていた!
ストレージ自体は毎日綺麗にしていましたが、塵も積もれば山となる現象がMacに起きていたのです。
エンジニアとして、日々様々なファイルをインストールしたり、編集作業を行なっているのでシステムデータが溜まりに溜まっていたという訳です。
実行したこと
ここでは、基本的にシステムの空き容量を増やす事に専念します。
Macのターミナルというアプリケーションを起動してコマンドを順番に実行していきます。
途中passwordと聞かれる事があるので、都度Macを起動する時に入力しているパスワードを入力してEnterを押すようにしてください。
システムで何のファイルが何GB使われているか確認する
注意点ですが、先頭の$マークは外してコピーするようにしてください。ターミナルコマンドは『$』マークを付けています。
また、新しいバージョンのMacのターミナルは『%』となっています。
また、必ず最後までコピーして実行します。万が一ミスすると起動すらできないコマンドもrmには含まれているので気を引き締めて実行しましょう!
ターミナルで以下を実行します。
$ sudo du -g -x -d 5 / | awk '$1 >= 5{print}'
すると、
Password:
と表示されるので、Macのパスワードを入力してEnterを押してください。
そしたら、つらつらと以下のような表示が出ます。
10 /Library/Updates
13 /Library
…
例えば10 /Library/Updates
は、『/Library/Updatesのディレクトリに10GBデータがありますよ!』という意味です。
最初は、表示に時間がかかりますが、表示が完了したら全体を見渡してみましょう。
ちなみに日頃何をしているかによって、中身が異なりますので、私の場合はエンジニア職として蓄積されたデータを片っ端から解放してあげようと思います。
もし、同じ項目で容量が圧迫されていたら実行してスッキリしましょう。
削除していく!
数値 /cores
もし、/cores
が表示されていたら不要なので削除します。
ターミナルで以下を実行します。
$ sudo rm -f /cores/\*
数値 /Library/Caches
数値 /System/Library/Caches
数値 /Users/ユーザ名/Library/Caches
キャッシュは誰でも保存されているので、一括で削除します。
$ sudo rm -rf /System/Library/Caches/\* /Library/Caches/\* ~/Library/Caches/\*
コマンドを実行したらパソコン自体を再起動してください。
すると、空き容量が増えている事が確認できます。
では。他にもどんどん行きます!
Yarnを使っている人向け
近年のフロントエンド開発には、Dockerを使わないのが一般的となりつつあります。
npmでパッケージインストールしている方もいれば、yarnの方が好きという方も沢山います。
沢山のキャッシュを貯めるので下記のコマンドを実行して綺麗にします。
$ yarn cache clean
Dockerを使っている人向け
Dockerも仮想環境とはいえ、パソコン上に乗っているので様々なイメージや不要なコンテナが貯まります。
いつでも、Dockerビルドできるので、一旦全部綺麗にしたいという場合は以下の削除コマンドを実行します。
$ docker system prune
Homebrewを使っている人向け
パッケージインストールをしているエンジニアの多くは、知らないうちに沢山のHomebrewを実行しています。
すると古いバージョンのデータが残り続けるため、容量が圧迫されるのです。
ターミナルで以下を実行します。
$ brew cleanup
以上、試した削除コマンドでした。
なんだかんだでシステムが30GBほど削減されて、スッキリしました。
動画編集や写真加工もするので、数百バイトから数ギガバイト級のデータも頻繁に確認していくようにしていきたいですね。