【現役エンジニア解説】iPadがプログラミングに使える?
iPad ProやiPadをパソコンの様に使いたいと言う夢は誰しもが思い描いたことです。
ShibaEmonのクリエイター魂は、当然iPadのラップトップ化を実現させるべく立ち上がったことがあります。
しかし、結論から言うとプログラミング用途に関しては五分五分といったところです。
なぜ、iPadがプログラミング用途に使えるor使えないと断定しないかは、やりたいことによって分かれるからです。
今回は、現役エンジニアがどうしてもiPadの魅力に取り憑かれてしまった場合。
どんなプログラミング用途であれば、iPadが最強と成り得るのか解説していきます!
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スペースグレイ (第4世代)
iPadにできないこと
iPadは基本的にiPadの中身を変える様なターミナルを表示させることができないのです。
iPadを改造するところまでのレベルを求めている場合
私の知る限り、iPadを思いのまま改造することは所謂**『jailbreak/脱獄』**と呼ばれています。
『iPadの脱獄』自体は言葉は悪いですが、違法ではありません。
しかし、脱獄と言う言葉は見合うもので、Appleからの保証は対象外、不安定な動作、古いiOSくらいしかできない、など様々な制約が伴います。
正直、中古で購入して個人的に遊んでみるのは、知的好奇心を満たしますが、まぁ行わない方が無難です。
つまり、iPad自体を開発することは難しいと言うことです。
逆に言えば、iPadを使って別の機器に対して変更を加えることが可能です。
では、iPadを使ってどの様にプログラミングをすることができるのか?
iPadでできること
iPadはプログラミングの編集をすることができます。
オンラインでなければいけませんが、例えば、いくつかの方法があります。
1.Webブラウザ上の開発環境で行う
近年では、Webブラウザ上で開発を行うことができる仕組みが出来上がっています。
オンラインであるためにWebサーバーにSSH接続することも可能です。
Webブラウザで開発できるため、インターネット環境があれば、いつでもどこでもアクセスが可能です。
これを活かしてビジネスを行なっていのが、プログラミングのオンライン学習で有名なUdemy (opens in a new tab)などです。
2.MacBookに接続しiPadから編集を行う
例えば、iPadから自宅にあるMacBookに接続を行なって編集を行うと言うものです。
これも、自宅側のMacBookとiPadがオンラインである必要があります。
先ほどのWebブラウザ上で編集することと違い、離れた位置からパソコン機器を直接触っている様な感覚です。
便利な点として、
- 例えば自宅PCにしかない情報を使わなければならない場合。
- 大きなデータを動かす場合。
- 自由度が高いプログラミングを行いたい場合。
などです。
Webブラウザでプログラミングをすることでは、レンタルサーバーやVPS、クラウドサーバーなどの編集しかほぼほぼできないと考えた方が良いです。
ネイティブアプリの開発などは、やはりPCが勝ります。
しかし、MacBookがある場合は話が違います。
ほとんどの開発が可能です。
Apple MacBook Pro Apple M1 Chip (opens in a new tab)
スペースグレイ
その場合は、MacBookとiPad用のキーボードが無いと不便ですし、パソコンというメイン機がなければ実現しません。
iPadに適したキーボードについては、こちら (opens in a new tab)で解説しています。
https://shibaemon.com/ipad-keyboard/ (opens in a new tab)
サブ機としてのiPad
あくまでサブ機としてiPadが使えるといった立ち位置となります。
iPadをサブ機としてなら素晴らしい環境になる。
残念ながらiPadを使ってできるプログラミングは限られます。
ですが、先程ご説明した様に、ある制限内であればプログラミングすることが可能です。
つまり、冒頭でiPadがプログラミングに使えるかは五分五分と言ったことに繋がります。
やりたいこととマッチするかが問題
やりたいことが断片的な一部分を開発する時や、ブログなどの更新など。
こういった、手軽さは日々行う作業や楽しみを増やすのに打って付けという訳です。
一からモックアップを作って、画像を大量に編集して、デザインを都度確認しなければならないWeb開発では、かなり作業スペースが限られてしまうため、かなりストレスに感じることでしょう。
iPadをプログラミング用途として検討されているのであれば、自分が何をどんな風に作りたいか?ある程度想像してみることで、ファーストステップにつながることでしょう!
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